ガーデニング 里山歩き フラワーアレンジメントなど花に囲まれて過ごす日々の記録です。  


by M
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

林忠彦賞  アート鑑賞後に甘いケーキを

薄曇りの日曜日 秋の雲と夏の雲の交ざった空 気温はほどよい、

午後から林忠彦展を見に行く。( 周南市美術博物館館で開催中)

e0110940_2135776.jpg

今年は林忠彦賞が創設されて20回目をむかえたということで、歴代受賞者の作品(受賞作品と受賞後の作品)が一階に展示されていました。
今年受賞した山内道雄さんの作品は二階展示室に。
※受賞作「基隆」は台湾北部の港湾都市キールンの風景や人々、日常などを撮った写真集です。

絵画や書、工芸 アートとよばれるたくさんの分野の中でも 写真は私の中では一番身近なもの。
今も手元にある父が私を写してくれた写真はもう色が変わってしまったけど (あの時はもう失われてしまったけど、)幼い私や背景にあるその時代を映しだしてくれています。
時の流れを切り取り映しだし、記録する写真。アートとしての写真(表現としての)はまだまだ充分には感じることはできないけど日記としての役目はよくわかります。

ブログにおいても表現力としての文章力がない私のおおいなる助っ人として
写真がありますものね。

一階の喫茶室で  アート鑑賞って疲れます 

季節にあわせた珈琲カップがうれしいですね。ケーキは秋のマロンケーキ 
ガラス越しに見る カエデの木 紅葉はまだまださきのようです。

e0110940_2143230.jpg


e0110940_2143868.jpg



 「ゾクゾクするなぁ」
 写真家が降り立ったところは基隆だった。身体がもっとも感応する街を求めて、台湾本島の海沿いをバスで一周した。台北、高雄、花蓮…。
 そこは小さな山々に囲まれた箱庭のような港町だった。蜘蛛の巣のように坂道がめぐり、古びた建物が軒を連ね、時折日本語が飛び交う。
 しばしこの不可思議な陋巷に身を委ねていると意識がしだいに引きずり込まれていくのが分かった。

 第20回林忠彦賞は、都市と人間との関わりとそこに漂う空気感や時代をストリートスナップにより切り取ってきた山内道雄さんの「基隆」が受賞した。
2007年、2009年の2回。いずれも初夏、都合4ヶ月滞在した。ひたすら歩き、納得の一瞬を全身で受け止めた。迷いや邪念が入るといいシーンはやってこない。始原の人間の感覚に近い動物的な勘がすべてである。
 人がいて群衆になり、路地が集まり街ができ、山があり海がある。そこには瞬間と永遠が同居し、個々の記憶と歴史がある。かつてはスペイン、オランダ、清、日本と目まぐるしく統治者がかわった。山内さんはそんな基隆で体感した千波万波を一枚一枚に凝縮させたのである。

(周南市美術博物館館長 有田順一)
かるちゃあ通信花畠2011年5月号掲載

by machiko11m | 2011-10-03 11:35 | その他 | Comments(0)